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michiue columnみちうえコラム

日本一の梅の里、わかやまの南高梅

和歌山県は全国の梅の収穫高のうち、6割に当たる約6万トンを生産している梅の一大産地です。

さらにその中でも、「ひと目百万、香り十里」とも言われる南部梅林があるみなべ町、隣接する田辺市は最高級種として知られる「紀州南高梅」の主力産地となっています。

 

この二地域がある和歌山県南部地域は、1年を通じて気温の変化が少なく、黒潮の影響を受け、温暖で雨量が多く日照時間も長いことから、梅の栽培に適しています。

 

南高梅は、明治時代に高田貞楠氏が果実の大きい梅を見つけ、高田梅として栽培したのがはじまりです。

1951年に梅優良母樹種選定会が発足し、5年の研究の結果、「白玉」「養青」「古城梅」「改良内田梅」「高田梅」「地蔵梅」「薬師梅」の七系統が選抜されました。その中からさらに高田梅が最優良品種と認定されたのです。

 

ではなぜ、「高田梅」ではなく、「南高梅」と正式に名付けられたのか、皆さんはご存じでしょうか?

実は当時、品種の調査に当たったのがみなべ町のある南部高校教諭と生徒であったため、校名と高田梅を見つけた高田氏にちなんで「南高梅」と名付けられたんです。

そしてこの名称は1965年に農林省に名称登録され、今では日本中の人が知っているといっても過言ではないブランドに成長していったのです。

 

先人たちの努力によって生まれ、現在まで引き継がれてきた南高梅。

ぜひ皆様一度ご賞味ください。