梅雨といえば、湿気が多くてじめじめするし…。雨で洗濯物は乾かないし…。と嫌な時期だと感じられる方は多いですよね。
私達にとっては少し億劫な時期ですが、梅にとっては恵みの雨であり収穫時期でもあります。
「つゆ」を「梅雨」と書く理由の一つに「梅の実が熟す頃に降る雨」という意味で、中国の長江流域では「梅雨(ばいう)」と呼んでいたというという説があります。
他にも、「黴(カビ)が生えやすい時期の雨」という意味で、「黴雨(ばいう)」と呼んでいたが、カビでは語感が良くないので同じ読みで季節に合った「梅」の字を使い「梅雨」になったという説など様々あります。
この言葉が日本に伝わったのは江戸時代と言われていて、中国と同じように、「梅の実が熟す頃に降る雨」としての意味で用いられ始めたんだそうです。
こうした季節の由来になった通り梅は梅雨の時期に収穫が始まります。
私達が育てている南高梅は、6月に入る頃に青梅の収穫が始まります。
さらにそこから梅雨の恵みを受けて成熟していき、6月中旬から7月中旬にかけて完熟梅の収穫時期となっていきます。
収穫した完熟梅はサイズごとに選果機・手作業で選別梅干し用に塩漬けしていきます。
塩漬けされた梅は秋ごろに天日干しにされ梅干しとして皆様の食卓に並ぶのです。
雨の恵みを受けて育った南高梅。
丁寧に手作業で塩漬けすることでふっくらと程よい食感の梅干しに仕上がります。
天塩にかけて育てたこだわりの梅干しを是非一度ご賞味ください。